授業評価でklisの講義を戦わせる超次元(ベクトル)大学講義バトル
-
-
- 本記事は klis Advent Calendar 2019 - Adventar の21日目の記事です。
-
まず初めに
まず最初に、二言言わせてください。
教務関係の人!授業評価アンケート集計結果及び成績分布公開してくれてありがとう!
そしてPDFではなくCSV等プログラムで扱いやすい形で公開してもらえると助かります!
adventカレンダーを登録した頃、僕はちょうど下のサイトを作っていました。
klis講義の「成績分布 & 授業評価」をグラフで見れるサイトを作りました。
— うしゅ (@usulity) November 13, 2019
デザインがあれだけどモチベがなくなりそうなのでとりあえず公開...https://t.co/9wpWwR9N2k pic.twitter.com/YrdU5m4ljj
成績分布と授業評価集計結果で遊ぶことに夢中になっていたため、登録当時
「授業評価でklisの講義を戦わせる超次元(ベクトル)大学講義バトル」
という仰々しいタイトルになりました。
以下に書きますが、今回やることは全然タイトルに沿ったものではないです()
構成
- 今回やること
- ランキングの決め方
- ランキング
- まとめ
- 雑談
- 最後に
今回やること
当初僕は、「klisの講義をジャンケン的なノリで戦わせるwebアプリ」的なものを作ろうかとか考えていた。
しかし先週あたりから、精神的に暇のない生活を送っていたため、当カレンダーは完全に忘却の彼方。
何もしないまま今に至る。(12/19)
と、言うわけで今回は
2018年の高授業評価講義ランキング
的なのをひっそりとやります。
タイトルと比べてかなりしょぼい!そもそもやってること違うじゃねぇか!タイトル詐欺だ!
とかいう人はこうです。
「「黙 っ て ろ ! ! ! ! ! !」」から始まる企業説明会
— から始まるbot (@karahajimaru) May 8, 2019
授業評価って集計はするのにそれがどう反映されているのかまっったくわからない。
そりゃ授業評価書くのも面倒になるってもの。
やや攻撃力高めの記事になりそうですが、授業評価は何か目に見える形で反映されないとアンケートを書いた甲斐がないし、反映されたほうが組織として健全だと思うので、やります。
⚠️この記事及びランキングは講義に良し悪しをつけるものではありません!ここで付けているランキングは授業評価の集計結果のみに基づいて作成されたもので、それ以上でもそれ以下でもありません。⚠️
ランキングの決め方
授業評価アンケートの質問項目は、授業そのものの評価に適さないものもあるため、どの質問項目を使用するか決めます。
今回、授業評価アンケートで使う質問項目は以下の通り
- 授業の準備は⼗分にされていたと思いますか。
- 教員の説明や授業の進め⽅は適切でしたか。
- 授業を通じて、この科⽬に関連する分野への興味や関⼼が⾼まりましたか。
- 総合的に判断して、この授業を受講してよかったと思いますか。
- 授業担当者の話し⽅は聞き取りやすかった。
- この授業で使われた教科書,配布資料は適切であった。
- この授業における⿊板,ビデオ,パソコンなどの使い⽅は効果的であった。
- この授業では学期途中に学⽣の意⾒・要望が適切に収集された。
- この授業の内容はよく理解できた。
- この授業により,新しい知識や考え⽅が修得できた。
- この授業により,さらに深く勉強したくなった。
質問は、その講義自体を表すようなものに絞りました。
「私はこの科目にもともと興味があった」や「学年」「所属学類」のような回答者の性質を問うているような質問は除外します。
「欠席回数」については、これは判断がやや難しいですが、出席が必要な講義では内容に拠らず多くの人が出席するため除外します。
そして受講者数ですが、これも講義そのものとは関係がないため、除外します。
ランキングの付け方ですが、授業評価アンケート集計結果に記載された各質問項目の値をそのまま用います。
上記の質問項目の各値の合計値をその講義の得点とし、その特典が大きいほどその講義が上位におきます。
ランキング
ランキングの結果です。
1位: テクスト解釈-1
回答者数: 8, 値: 50.84
2位: 情報サービス構成論
回答者数: 27, 値: 50.7
3位: 知識コミュニケーション
回答者数: 35, 値: 50.47999999999999
4位: データ表現と処理
回答者数: 19, 値: 50.08
5位: 専門英語A-4(秋)
回答者数: 10, 値: 49.87
6位: メディアアート
回答者数: 7, 値: 49.69
7位: 図書館文化史論
回答者数: 39, 値: 49.59
8位: クラウドコンピューティング
回答者数: 28, 値: 48.980000000000004
9位: データベース概説
回答者数: 77, 値: 48.78999999999999
10位: 専門英語A-3
回答者数: 7, 値: 48.63
足し算なのになぜ 99999~ とか 00004 とかなるのかやや謎(numpyの特性?)
それはともかく...
テクスト解釈-1が首位。
僕はこの講義受けおらず、実際どんな感じなのか気になるので受けてる人よかったら教えてください。
Klis Statistics で見ても全体的に、平均よりかなり高いのがわかりますね。
疑問1
っといっても注意しなければならないのは回答者数。
ランキングに乗っているのは、何となく全体的に回答者が少ない講義が多いような気がするが、実際どうなんだろう。
というわけで回答者の平均と中央値を調べてみると、
平均: 45.09708737864078
中央: 35
上位10科目の中で、
平均以下の回答者数の講義は、9つ。データベース概説を除いたほぼ全て。
中央値以下の回答者数の講義は、8つ。
やはり、少ない回答者数の講義の方が上位に行きやすいのかもね。
疑問2
回答者数が少ないというのは、つまり履修者数も同様に少ないため、そんなニッチな科目をわざわざ受けるということは、それなりに元々興味を持っていたのかも...
というわけで、今度は質問項目「私はこの科⽬にはもともと興味があった。」の値で、全科目と上位10科目の平均・中央値と比較してみる。
まず、全科目について
平均: 2.977766990291262
中央: 2.97
ほぼ同じだ...
次は、上位10科目
平均: 3.317
中央: 3.32
上位10科目の方が明らかに大きい。つまり、上位10科目のアンケート回答者はもともとその興味を持っていた割合が高い。
疑問3
もともと興味を持っていた割合が高いと、やっぱり授業評価も高くなりがちなのかな。
はい、確かめてみます。
質問項目「私はこの科⽬にはもともと興味があった。」の値が大きい順上位10位のランクを確認してみます。
下のリストは、質問項目「私はこの科⽬にはもともと興味があった。」の値が大きい順に並んだもの。ランクは上記ランキングの順位。
メディアアート ランク: 6
値: 3.71
専門英語A-4(秋) ランク: 5
値: 3.50
クラウドコンピューティング ランク: 8
値: 3.46
知識コミュニケーション ランク: 3
値: 3.37
図書館概論 ランク: 13
値: 3.36
データ表現と処理 ランク: 4
値: 3.32
ソフトウェア工学 ランク: 33
値: 3.32
経営情報システム論 ランク: 14
値: 3.29
図書館文化史論 ランク: 7
値: 3.28
図書館建築論 ランク: 54
値: 3.27
全科目数が103。真ん中が51.5。
「元々興味があった」の値の大きい順に並んだ10科目中、9個が真ん中より上のランクに位置していた。
そしてなんと、6個がランクの上位10位に位置していた(!!!!)
これはもうガッツリ、受講者数と関係ありそうですね。
追記 ***
今考えたら、疑問2の時点で割と自明だった気がしますね。
要は、
これは授業評価アンケート集計結果のランキングであって、それ以外の何者でもないんです!
それを踏まえて
恐れ多いが、ワーストランキングも見てみる。
1位: 量的調査法
回答者数: 73, 値: 34.05
2位: プログラミング演習II-1
回答者数: 21, 値: 34.449999999999996
3位: 多変量解析
回答者数: 32, 値: 36.839999999999996
4位: 情報メディアの活用
回答者数: 33, 値: 37.379999999999995
5位: プログラミング演習II-2
回答者数: 23, 値: 38.25
6位: 専門英語B-2
回答者数: 35, 値: 39.25
7位: アーカイブズの利用
回答者数: 18, 値: 39.690000000000005
8位: メディア社会学
回答者数: 88, 値: 40.1
9位: 知識情報概論
回答者数: 106, 値: 40.2
10位: 基礎数学A
回答者数: 67, 値: 40.46
(コメントしづらい...
ソースコードも載っけるのでご参考までに。
GitHub - argonism/2019KlisAdvent
まとめ
適当な検証を交えながら、klis2018年の授業評価を元にランキングを作ってみた。
どうやら授業評価はその講義に対する履修者の元々持っている興味に大きく左右される傾向にあるようだ。上位10位という、上位10パーセントだからここまで色濃くでている可能性は十分に考えられるが、検証がめんどくさいのでやらない。
ただ、本当に「もう絶対履修してあげないから!」とか思った人は授業評価に反映させるだろうから、ある程度は意義のあるランキングじゃないかなと思う。(例えば、ランキング一位のテクスト解釈は、「私はこの授業の予習・復習・課題のために授業外で相当時間の学習を行った。」の項目がずば抜けて低い。つまりちゃんとアンケート書いてるのでは?)
そういうことで、これを来年の履修登録に役立ててみるというのもありではないだろうか。
というかそれ以外の授業評価集計結果の有効な使い方がわからない。(学生目線)
ソースコード自体はpythonで書いたため、klis19生はこれを参考に自分で色々やってみても面白いと思います。
やってる内容は至って簡単なため、18生⤴︎はrubyで書いてみるのも一興ではないでしょうか。プロ演&知識情報演習I,IIを生き抜いてきた人ならできると思う。
(死んでしまった人はこの限りではない。(全方位攻撃))
雑談
プロ演
klis のプロ演、ちょっと面白く無さすぎる気がします。
多分プロ演習I、IIを終えた人に
「プログラミングではTwitter botとか簡単に作れるんです!」
とか言っても絶対イメージ沸かないと思うし、自分の知ってるプログラミングじゃないなーって思うと思う。
プロ演では、コマンドプロンプトの黒い画面を見ながら、なんだか何に使うのかもよくわからないプログラムを作る。
プロ演IIは提出でつまずく人も後を絶えず、プログラミングと関係ないところでの罠が多い。
これではもう、ただの苦行でしかない。
演習には、自分で発想して、それを表現できるような余白を残しておくべきだと思う。
プロ演からklisを救うような何かを作りたい。人間募集中。
最後に
僭越ながら、最後に少しだけ僕とサークルの話をします。
klis18でプログラミングやってる人少なくないですか...? 周りにいないだけ? わからない。
ちょっとほんとに寂しいので、学類のプログラミング人間募集中です。
僕はプログラミングが大好きですが、プログラミングを始めたのは大学に入ってからです。
ただ僕はAmCrというゲーム製作サークルに入って、強強の人に囲まれ、プログラミングのいろはを教わりました(教わっています)。
ゲーム製作を通してプログラミングを学ぶのは良い。(ただしゲームエンジンを選ぶ)
第一に、ゲーム製作は結果がビジュアルでわかりやすく表示される。
第二に、題材がゲームだと、オブジェクト指向の意味や意義がわかりやすいと思う。
第三に、色々な分野に応用を効かせやすい(気がする。
Rubyでゲームを作ったこともあるので、やりたい人は是非お声をかけて!
python知らん!
ゲーム製作はプログラミングだけじゃなく、イラストや音楽、ストーリ、世界観設定などなど関わる分野が多様で幅広い。(おっとどこかの図書館学類のようだ)
Amcrも全員がプログラマーではありません。
最近HPが刷新されたので、是非見て。
そして裏死海文書によると、
サードインパクトの発生と同時に全哺乳動物は Amusement Creators に入る。
www.amusement-creators.info
らしい